補聴器なくさない・落とさない方法を解説

公開日:2024/10/15  

落とさない

補聴器は、聴覚補助にとても頼もしい存在です。難聴の方、高齢にともない聴力が衰えた方の必須アイテムといえます。そんな補聴器は小さい機器のため、紛失や落下する危険性があります。ここでは、補聴器の取り扱いで、注意すべきポイントを解説しています。紛失や落下を心配する方は必見です。

補聴器をなくしてしまう原因

まずは、補聴器を無くしてしまう原因を追究しましょう。使用者の癖や補聴器自体の問題など、さまざまな原因があります。ここでは、よくある原因を紹介するので、該当しているかを確認してください。

耳にフィットしていない

補聴器は、基本的に落下しない構造です。また、オーダーメイド製は、個人の耳型を取って作るので正確にフィットします。軽い運動をしても動じず、紛失しにくいでしょう。しかし、耳の形状と補聴器が不適合な場合もあります。

さらに、長年使用しているうちに、合わなくなることもあるので注意が必要です。しかし、正確な形状やフィット感は、素人には分かりにくいでしょう。そのため、気付かないうちに落下し、紛失の原因となります。

正しい装着がされていない

補聴器に不慣れな場合、正しい装着が出来ないこともあります。使用者によっては、難しいこともあるでしょう。毎日練習をしながら、慣れることが重要です。また、補聴器専門店で、装着方法を習うと良いでしょう。補聴器自体の形状が合っていても、装着が甘い場合は落下の原因となり、紛失してしまいます。

置き場所を忘れる

補聴器を外した際、どこにでも置く習慣があると危険です。小さな機器なので誤って捨ててしまったり、踏んで故障させることもあるでしょう。また、物陰に隠れやすいので、すぐに見つけられません。面倒に思い、決まった場所以外に放置すると、失くす危険性が高まります。

補聴器をなくさないためには?

補聴器の紛失は、油断していると誰しもに起きます。そのため、意識的に気を付けることが重要です。ここでは、紛失防止の具体策を紹介します。

置く場所を決める

補聴器は入浴時や睡眠時に取り外します。その際、どこにでも置く習慣があると、存在を忘れてしまいがちです。洗面所や寝室など、とくに取り外しが生じる場所に専用ケースを準備しましょう。ポイントは、一か所ではなく数か所にケースを設置することです。

ケースが目に入り、収納すべき意識が高まります。また、別室からケースがある部屋に向かう億劫さがありません。適当な場所に、放置する癖が治るでしょう。さらに、探すときは各ケースを見れば良いので、すぐに見つかることもメリットです。

最新のアプリを使う

近年の補聴器は、スマートフォンと連動している商品があります。アプリ上で補聴器の位置を表示するため、紛失防止に効果的です。もしも、外出中に紛失した場合も、すぐに探せるでしょう。

また、屋内施設であれば、電話確認が出来る可能性もあります。紛失先で預かってもらえると安心です。高齢者が使用する場合、紛失時の記憶が曖昧になることがあります。明確な情報が残ると、とても役に立つでしょう。

それでも失くしてしまったら?

紛失した際は、まず保証制度を確認しましょう。紛失保証書付きの補聴器も存在します。条件に合えば、もう一度補聴器を受け取ることが可能です。そのため、購入時は保証内容にこだわると良いでしょう。

補聴器を落とさないためには?

補聴器紛失の際、落下は原因の1つとなります。そこで、落下させないための工夫が必要です。ここでは、具体的な対策を紹介します。

クリップチェーンの使用

補聴器は正確な装着により、落下防止になります。しかし、慣れないうちは不安になるでしょう。そこで、物理的に落下させないための、紛失防止グッズが販売されています。補聴器と服を繋ぐ、クリップチェーンです。

補聴器が耳から外れても、片方のクリップが服に止まっているため、落下を防ぎます。正しく装着出来ていない場合や、サイズが合わなくなった場合も安心です。

また、軽いスポーツをするときなど、シーンに応じて使っても良いでしょう。そして、オシャレなデザインを選ぶことで、補聴器を付けるモチベーションが高まります。初心者の場合、補聴器生活に慣れやすく、紛失しにくい環境が作れるでしょう。

形状の選択

補聴器は「耳かけ型」や「耳あな型」と、形状が分かれます。耳かけ型は聞こえやすく、見た目がオシャレです。また、価格幅が広いので予算に満足出来るでしょう。しかし、メガネやマスクを付ける際、落下しやすいことがデメリットです。

一方、耳あな型であれば、落下リスクが低くなります。耳あな型は小型なため、メガネやマスクの邪魔になりません。そして、基本的にオーダーメイドで個人の耳型に合わせます。

そのため、落下しにくくなりますが、高価なことがデメリットです。しかし、紛失後に再度購入することを考えると、始めから耳あな型を検討してもよいでしょう。

まとめ

補聴器はコミュニケーションをはかるために、重要なアイテムです。紛失した際、使用者はとてもストレスがたまるでしょう。そのため、日々少しの工夫と意識が必要です。また、補聴器専門店からのアドバイスも聞きましょう。あらゆる視点で、紛失防止について教えてもらえます。最新の補聴器紹介から、フィット感の確認まで入念なため、後悔しない購入が可能です。東京では沢山の補聴器専門店があるので、是非行ってみましょう。

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