補聴器と集音器の違いとは?聴覚補助機器の違いと使い方の違いを解説

公開日:2023/10/15  最終更新日:2023/07/04

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この記事では、補聴器と集音器の違いと使い方の違いについて解説します。聞こえが悪くなってきた時に役立つ補聴器と集音器ですが、見た目は似ていても使用目的や得られる効果は異なります。それぞれの特徴を理解し日常生活が豊かに過ごせるよう注意点も解説します。この記事が、聞こえに悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。

聴覚補助機器には種類がある!補聴器と集音器の違いとは

聴覚補助機器には、補聴器、集音器、助聴器があり、それぞれ特徴が異なります。医療機器として販売されているのは、補聴器です。集音器や助長器は医療機器ではありません。補聴器は薬事法で定められた管理医療器です。

薬事法で詳細の基準が設定されており、クリアした製品のみが補聴器として認められ、個別製品ごとに正式な認定を受けなければ製造販売が出来ない決まりがあります。販売方法も対面販売が義務付けられています。補聴器の中でも、中耳や外耳に障がいがある場合、骨伝導を通して直接内耳に音を届ける骨伝導補聴器があります。

補聴器の購入費用は、健康保険や介護保険、医療保険ではまかなえませんが、医療機器ですので、一般的な金額であれば医療費控除の対象となります。一方、集音器や助聴器は医療機器ではありません。難聴の方を対象とした製品ではなく、一般に広く販売されており、家電量販店やインターネットでも購入が可能です。

価格も補聴器に比べて集音器の方が安価で購入できます。補聴器は購入前に試着し一定期間レンタルできるメーカーもありますが、集音器はそういったレンタルできる商品は少ないのが特徴です。

また、補聴器は購入後もメーカーによって異なりますが、長期間の保証が付いているところや、慣れるまでメンテナンスしているところも多く安心して自分に合ったものを使用できます。

聞こえ方に違いがある?補聴器と集音器の使い方の違い

見た目には大きな違いがない補聴器と集音器ですが、聞こえ方は大きく異なります。集音器は、小さくて聞こえにくい全ての音を大きくする役割で使用されます。ボリュームの調整は可能ですが、雑音も拾って大きく聞こえるため、突然の大きな音への対応はできません。

場合によっては、耳にダメージを与えるケースもありますので使用する場面の選択が必要です。音量の幅が狭いため、音量を上げていくとハウリングが起こりやすいと言われています。補聴器は、集音器よりも多機能で、周囲の雑音や突然の大きな音を抑える制限機能が付いていて、聴力に合わせて足りない音を大きく聞こえるようにするものです。

補聴器の販売店で、利用者がどの音域が聞こえづらいかを調査し設定してもらえるので、聞こえる音域はあまり大きくならないように調整できます。装着開始後は1~2週間に1度程度の調整が必要で、調整を繰り返しながら自分に合った補聴器になっていきます。

最初の3か月は調整期間と捉え徐々に慣れるようにします。その後は、3か月、6か月と調整期間を延長していきます。聴力に変化があったときには、出来るだけ早く相談しましょう。

選ぶポイントは?補聴器と集音器の選び方と注意点

選ぶポイントは、取り扱いやすさ、機能面、形状の違いも考慮しましょう。耳穴型やかけ型はコンパクトな上に耳元の近くで集音できるのがメリットです。箱型は使用時間の長さと機能性が高くなります。首掛け型は落下防止に役立ちます。生活スタイルや使用場面に応じた形状を選びましょう。

集音器購入前には、聴力検査などで聞こえの状態を診断してもらい、補聴器か集音器か医師に相談してみましょう。医師に補聴器をすすめられた際は、気導検査(難聴の程度を調べる)、骨導測定(伝音系、感音系の働きを調べる)、弁別測定(言葉の聞き取り)後に自分に合った補聴器を紹介してもらいます。

補聴器の価格も10万円前後から高価なものになると30万円以上するものもあり、ライフスタイルに応じて機能を選択しましょう。家庭内でゆっくり過ごすことが多い方や会議で補聴器を使用するなど場面が決まっている人にはシンプルな機能のものなら10万円前後で購入可能です。

初めて補聴器を使用する人や日中の大半を補聴器着用される人は、一般的な機能を標準装備したもので20万円前後のものをお勧めします。補聴器の高性能な機能を必要とする日田や煩わしい操作が苦手な人は30万円以上の自動でプログラム変更してくれる補聴器がお勧めです。

購入前にはレンタル期間を設けているメーカーが多いのでいつもの生活環境で使用し使い勝手や聞こえを試すようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。このように補聴器と集音器には違いがあり、自分のニーズに合ったものを使用することで、聞こえづらくコミュニケーションをとることが苦手になっていた方も、聞こえを保つことで会話を弾ませ他者との交流が増えると生活にも活気が出てきます。聞こえを保つことは、生活の質の向上に欠かせない要因です。自分らしく過ごせるようニーズに合った聴覚補助具に出会えますように。

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