補聴器を使っても聞こえないのはなぜ?対処法を解説

公開日:2024/09/15  

聞こえない

円滑なコミュニケーションをはかる道具として、補聴器はとても優秀です。聴覚が少しでも補助されることで、相手の気持ちを汲みとれます。また、自身の気持ちを伝えやすくなるでしょう。しかし、場合によっては補聴器を利用しても、聞こえないケースがあります。ここでは、その原因や対策を紹介しているので、補聴器で困っている方は必見です。

補聴器を使っても聞こえない原因

補聴器が機能しない場合、2つのパターンがあります。音自体が聞こえない場合と、言葉が聞き取れない場合です。使用中の補聴器がどちらに該当しているか、まずは状態を確認してみましょう。

音が聞こえない場合

補聴器は音量調整が出来ます。そのため、個人に応じた音量セッティングが必要です。新品の補聴器は、小さめの音量設定なので聞こえない方もいるでしょう。徐々に大きくする必要があります。また、日々使用している、既存の補聴器にも注意が必要です。

汚れが原因で、音が聞こえなくなることもあります。耳垢や湿気により、故障しているケースを想定しましょう。手入れや乾燥ケースの利用など、丁寧な取り扱いが必要です。また、電池切れが原因となることもあります。

交換電池式の場合、正しい設置や残量が確認しにくいので、常に意識しましょう。また、充電式は電池残量に気付けるのでおすすめです。

言葉が聞き取れない場合

高齢者が補聴器を使う際、極端に小さい声や大きい声は、聞き取りにくくなります。また、カ行・サ行・タ行・パ行は判別しにくいため、言葉としての認識が困難です。音として聞こえてはいるものの、会話の内容を理解出来ません。

また、周囲の騒音や、雑音が邪魔する場合もあります。対策としては、静かな場所で利用し、個々に合う声量で話しかけましょう。相手が理解しているかを確認することも重要です。さらに、長年聞き取りにくい状態に慣れており、聴覚変化に脳が対応しきれない場合もあります。

中には、うるさすぎるように感じることもあるでしょう。慣れるまで時間がかかることを、利用者と周囲ともに理解することが重要です。音量調整によりストレスを無くすことで、3カ月程度で快適に使えます。

補聴器を使っても聞こえない時の対処法

補聴器はさまざまな要因で、機能が発揮しないことがあるでしょう。ここでは、よくあるパターンと、その対処法を紹介します。利用者の意見や使用感を元に改善点を見つけましょう。

補聴器への慣れ

補聴器は、瞬時に聞こえやすくはなりません。初めて使用するときは、慣れが必要です。良くある事例として、あらゆる音がうるさく聞こえる現象があります。この場合、聞こえにくい状態に慣れているため、脳が疲れてしまいます。

短時間の使用や、音量を小さくするなど工夫をして使用しましょう。自身の聴力に合わせた調整をおこないながら使用を続けていくことで、少しずつ慣れていきます。

聞き取りやすい環境の工夫

補聴器を付けることで、騒音や雑音にも敏感になります。全てが混ざり、会話を聞き取れないこともあるでしょう。そのため、会話する環境を整えることも重要です。静かな場所で、相手に合わせた声量で話かけましょう。また、補聴器を使い続けることで、脳が徐々に騒音や雑音を認識していきます。補聴器により、元々の聴力を補正することが可能です。

正しい装着確認

補聴器は、聴覚が弱い耳に対し使用します。そのため、片耳だけの使用もあるでしょう。その場合、定期的に両耳の聴覚検査が必要です。気付かないうちに、両耳の聴覚が弱くなっている場合があります。

また、補聴器を付けていない耳は、聴覚低下しやすいので注意が必要です。さらに、補聴器を付けていた耳も、聞き取りにくくなります。定期的な検査で左右で補聴器使用が必要であるかの確認をしましょう

寿命年数を理解する

補聴器の対応年数は5年程度です。そのため、購入日を記録しておくと良いでしょう。聞こえなくなった際は、寿命年数を想定出来ます。また、日頃の手入れや、正確な取り扱いは重要です。

寿命が縮まないよう、丁寧に使いましょう。そして、古くなってきた際は、購入店でのメンテナンスをすると安心です。聞こえにくくなった場合、聴力低下と補聴器の不具合、両方で原因追究しましょう。

難聴の種類によって対処法も変わる

補聴器に不具合が無い場合、聴覚の低下にも注目しましょう。また、難聴の種類によって、補聴器の使い方は工夫が必要です。ここでは、難聴の種類ごとの対処方法を解説します。

感音性難聴の場合

感音性難聴は補聴器を使用した際、音は聞こえるものの、言葉の認識が困難です。また、全体的に小さく聞こえ、高い音や声が聞き取りにくい傾向があります。補聴器使用は、軽度から中度程度の感音性難聴に効果的です。

音量が大きくなるタイプを選びましょう。また、重度の感音性難聴には、補聴器の効果は期待出来ません。聞こえにくくなった場合、すぐに検査をしましょう。場合によっては、人口内耳の検討が必要です。

伝音難聴の場合

伝音難聴は、耳の表面から鼓膜にかけてトラブルがあると発症します。先天性の構造や、外部から受けた傷や炎症など原因は様々です。また、異物や汚れのつまりでも発症します。音を拾いにくくなるため、小さな音の認識が困難です。

そこで、補聴器は効果的であり、聴覚改善に役立ちます。毎日の使用に慣れるために、使い勝手の良さは重要です。装着のしやすさや、付け心地など、本人の好みを尊重すると良いでしょう

まとめ

補聴器を使用することで便利さが増し、生活が豊かになります。また、積極的に人と関わりたくなるでしょう。そのため、聞こえない場合、あらゆる視点で対処が必要です。補聴器自体の確認と、使用者の感覚には深く注意しましょう。また、補聴器専門店でのアドバイスもためになります。東京都には、補聴器専門店が沢山あるので相談してみましょう。適切な補聴器の種類が選べます。プロに頼ることで、ストレスフリーな生活が手に入るでしょう。

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